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2014_02
16
(Sun)09:53

百万塔陀羅尼、解説しまーす! その1

いやあ、ついに昨日見ちゃったなあ。百万塔陀羅尼
名古屋市博物館で『文字のチカラ展』ってのにすべりこみでいったんだけど、
展示の最後の方にありましたよ。世界最古の印刷物が。

やっぱり、現物を見るといいあじの、字

去年の夏に、ある人にたのまれて、この陀羅尼のこともブログに書かなきゃ、とは思っていたのですが。
(←思ってるだけなら、やってないのといっしょ!やでー)

ハイハイ。

まあ、なんでこんなものが作られたかとかは、まあwikiにでもゆずっといてえ。


こっちでは、陀羅尼の全文と訳を中心に、ぼちぼち解説でもしまひょっかねえ。


まず、この陀羅尼がどこに出てくるのかというと。

『無垢浄光大陀羅尼経』というお経が出典です。

お経って、ストーリーになってるから、ちょとづつ、おおざっぱ訳をのせながら陀羅尼も紹介しますね。



“けがれなき清らかな光を放つ歌”を説く御仏のことば

ある時、御仏はカピラ城の大きな僧院で、大勢の弟子たちといっしょにいらっしゃいました。
弟子の中には大菩薩たちもおられます。
“すべてのさまたげを取り除いた者(除一切蓋障)”という菩薩、“ヴァジュラのあるじ(金剛主)”という菩薩、観世音菩薩、文殊師利菩薩、普賢菩薩、無尽意菩薩、弥勒菩薩。かれらがその菩薩たちのリーダーでした。
また、天・龍はじめとして無数の神々もおられます。
そんななかでのおはなしです。

ここに、大婆羅門が訪ねてきます。名は「カピラセンダ(カピラの月?カピラへの怒り?)」。
彼はバラモンの僧ですので、仏教のことを信じてなかったのですが、占い師に「あなたは七日後に死ぬね」と言われて怖くなり、怖気づいて、助けてほしい一心で御仏のところにやってきます。
「あのゴータマという沙門ならば、なんでも知っているはずだ。あの男なら、どうしたらいいかも知っているだろう。わしの心の迷いもなんとかしてくれるだろう」

釈迦如来は過去から未来のことまですべてご存知でしたので、やってきた婆羅門に、やさしく慈しみを持って語ります。
「偉大なる婆羅門よ。あなたは七日後に死ぬでしょう。死んでから、もっとも恐ろしい阿鼻地獄へと堕ち、それからその周囲にある十六小地獄へ出入りすることでしょう。
それから、人として最も蔑まれているセンダラとして生まれ変わるでしょう。
そして死後、猪として生まれ変わり、臭い泥の中で糞を喰い漁って生きるでしょう。ここでの寿命は長いが、苦しみは多いです。
そしてその後、人として生まれるが、貧しく卑しい身分であり、臭く汚れて黒くやせ細った醜い姿です。喉も針のように細く、食べることもままならない。人に棒で殴られて、非常に苦しむでしょう」
これを聞いて、バラモンはびっくり!おおいに泣き、怖がって悲しみます。
御仏の両足にすがりついて拝み倒し、助けを求めます。
「だれもをお救いくださる仏さま!どうか、どうかわたしを、そのような苦しみからお救いくださいませ!
わたしは今までの悪い心を反省します。仏さまの弟子になって、一から出直します!」
そこで御仏は、このバラモンに語ります。

「このカピラ城の道の三つまたの辻に、古びた仏塔があります。実はこの中には、如来の舎利(真骨)があるのです。この崩れかかった塔を、あなたが直しなさい。そしてこの塔の中心の傘の部分(相輪橖そうりんとう)に「陀羅尼」を書いたものを収めて、盛大に供養しなさい。
そうしてこの陀羅尼を七遍(七十七遍?)、念誦すれば、あなたの寿命も延び、長生きをしてから、亡くなって後も(阿弥陀仏の西方)極楽世界へと生まれ、百千劫にわたって〈大いなる勝れた楽〉を受けるでしょう。
次には(阿シュク仏の東方)妙喜世界へと生まれ、さっきと同様に百千劫にわたって〈大いなる勝れた楽〉を受けるでしょう。またつぎには(弥勒菩薩の修行している)兜率天宮へと生まれ、やはり百千劫にわたって〈大いなる勝れた楽〉を受けるでしょう。
どこへ生まれ変わってもよい宿命ばかりで、すべての悪縁は消え、すべての罪から解放されて、もはや地獄へ堕ちることはないでしょう。なぜなら、いつもすべての御仏に見守られて、導かれるからです。
バラモンよ。もし仏教の修行者や信者のなかで、寿命が短い者、病に苦しむ者がいたならば、同じく古い塔を修復させたり、もしくは小さな泥で作った塔でもいいので、なかに同じく陀羅尼を書いて収めさせ、供養を手伝ってやってはくれませんか?この福徳によって彼らも寿命が延び、病も癒えて、同じく地獄や畜生や餓鬼の道から離れられるでしょうから。」
これを聞いて、カピラセンダはすっかり嬉しくなり、すぐにでも飛んで行って塔の修理をして供養したい気持ちでいっぱいになりました。

そこで、一同のなかから“すべてのさまたげを取り除いた者(除一切蓋障)”という菩薩が立ち上がり、合掌して御仏におたずねします。

「世に尊きお方よ。その〈福徳の善根を長く育てる陀羅尼法〉とはいったいどのようなものなのでしょうか?」
御仏はこたえます。
「ここに、偉大なる陀羅尼があります。その名を、『最勝にして無垢なる清浄な光明の大壇場法』といいます。あらゆる仏たちがこの法によって生き物たちを慰め、心安らかに導いてきました。
もしこの陀羅尼を聞く事ができれば、五逆の罪も消え、地獄への門も閉ざされます。物惜しみの心、貪りの心、嫉妬の罪の垢も除かれ、短命だった者は命も長らえます。吉祥事が次々に訪れることでしょう」
除一切蓋障菩薩は重ねて問います。
「世尊よ。どうか、すべての生き物たちが長寿を得られますように、すべての罪を許されますように、だれもがこの大いなる光明に照らされますように、その陀羅尼法をお説き示しくださいませ!」
世尊はこの嘆願を聞き入れ、みずからの頭頂より大光明を放ったのでした。この光は広大なる三千大千世界すべてを照らし渡り、あまねく、すべての如来を目覚めさせて、ふたたび釈迦仏のところへと還って来て、その頭頂へと入って行きました。
それから御仏は、美しく妙なる、まるで迦陵頻伽のような歌声で、悦びに満ちて語りだしました。

無垢浄光経 根本陀羅尼


「南謨颯哆颯
怛底
(顛以反下同)
(毘也反脣聲一)
藐三佛陀倶
胝喃(奴暗反下同二)
鉢唎戍(輸聿反下
同)
陀摩捺娑
(三)(去聲引)
多鉢唎底瑟
恥哆喃(四)
謨薄伽跋底
阿彌多喩殺
寫恒他掲怛
(五)(引 聲六)
怛他掲多戍
(七)阿喩毘
輸達儞(八)
(呵葛反)羅僧
喝羅(九)薩婆
怛他掲多毘
唎耶跋麗娜
(十)鉢剌底僧
喝囉阿喩(十一)
薩《麼》囉薩《麼》囉(十二)
薩婆怛他掲
多三昧焔(十三)
菩提菩提(十四)
勃地(亭也反下同)
毘勃地(十五)
馱也菩馱也
(十六)薩婆播波
(引)阿伐喇拏
毘戍第(十七)
毘掲多末羅
珮焔(十八)蘇勃
馱勃第(十九)
嚕虎嚕莎(引聲)
(引)




今日は、ここまでにしときまひょか。
陀羅尼の解説は、またの機会に。

ちなみに、この陀羅尼の文字送りは、百万塔陀羅尼に入れてある紙と同じ文字送りにしておきました^^。
カッコ内の文字は、百万塔陀羅尼の印刷の紙では小さい字になっている部分。
二重山カッコ内の文字は、この紙には書かれていない部分です。
悪しからず。
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