--_--
--
(--)--:--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010_08
15
(Sun)12:25

五如来さまは、『マイ・フェア・レディ』!?

 さて、じつは
お盆の棚経でおあげするお経は、
『施餓鬼(せがき)』のお経なんですが、

「うちのお仏壇に入ってるのはおじいちゃんだよ、“ガキ”だなんて、こどもじゃないよ」
とか言わないでくださいね。


「餓鬼」というのは、
“餓えた鬼”と書きますよね。

じつは、
「鬼」という漢字には、「死んだ者の魂」という意味があるので、
「餓鬼」=「苦しんでいる死者の魂」と理解できるのです。

その「餓鬼」のために施(ほどこ)すというのが
「施餓鬼」のお経、なんです。

その施餓鬼のお経の中心となるのは、
やっぱり
五如来さま!
これだ!!

南無宝勝如来  除慳貪業福徳円満
南無妙色身如来 破醜陋形円満相好
南無広博身如来 咽喉広大飮食受用
南無離怖畏如来 恐怖悉除離餓鬼趣
南無甘露王如来 潅法身心令受快楽


・・・おーい。
ついて来れない?やっぱし。

まあ、かなりかなり、くだけて例えるならば、
『マイ・フェア・レディ』みたいなもんかな?

まずは、宝勝如来さま(別名:多宝如来)。あえて例えるなら、
お金持ちのステキなおじさま。
餓鬼、もとい、田舎ムスメの貧しさを、すっかり救ってくれる!よ、太っ腹!
(宝とは、功徳のもたらす福徳のこと。
完成された人格的な魅力にあふれている、といった感じでしょうか。)

次にあらわれるのは妙色身如来(アシュク如来)さま。
これもあえて例えるなら(仏様に失礼だ、とは思いながら、わかりやすい表現をとってるんですっ!)
クールでハイセンスなスタイリスト。
あっという間に、あらふしぎ!
田舎ムスメを上流階級のお嬢さまに仕立て上げる!
(妙色身とは、繊細な美しいすがた。
いろんなとどこおりを、すっかり流して、みにくいすがたをやぶってくださる。
アシュク仏は、怒らない修行を成し遂げた、といわれています。)

そして登場する、広博身如来(大日如来)さま!
博学・博識、広い見識を教えてくれる、インテリジェンスな大博士!
狭い視野で、なんにも知らなかったムスメも、世間のいろんなことを吸収できるように!
(餓鬼の細いのどを広げる、大きなからだの仏さま、ということですが、
食べ物が食べられない=身につけるはずのものを吸収できない、というメタファーとして理解できます。)

その次には、離怖畏如来さま、われらがお釈迦さま!
心の底の、悩みを取り除く、カウンセラー!
これでもう、田舎ムスメなんていわせない!
おどおど、びくびくした心よ、サヨウナラ!
(お釈迦さまは、施無畏者(せむいしゃ)、おそれを取り除く者、と呼ばれます。
おそれをなくして、ようやく餓鬼の世界からはなれることができるんですね。
おそれと、むさぼりとは、表裏なんでしょうかね?
おそれを取り除かないと、いくら手に入れたとしても、満たされることはない・・・)

そして最後に、甘露王如来さま!これぞ、阿弥陀如来さま!!
もはや、田舎ムスメのカケラもない、どこからどう見ても立派なレディ。
すがたも、知性も、そして人格もそなわって、
一点の曇りもない微笑みは、幸せそのもの。
光り輝く、上流階級(というか、極楽世界)へ、堂々と入ってゆける。
(甘露とは不死の水。
それを飲むと、もう死ぬことはない=迷い、生死をくりかえす輪廻の世界に戻ることはない、という、甘美なる、悟りのよろこびのこと。
甘露の王とは、そのような悟りのよろこびに満ち満ちた世界=極楽の王。)


どうです?
ちょっとお叱りを受けそうなほどくだいてみましたが、
施餓鬼のお経の、
ズバリ大事なところを解説してみましたよ!



スポンサーサイト

C.O.M.M.E.N.T

No title

桃 様、コメントありがとうございます!



七代の父母だけでも、252人!いらっしゃいますから、

もっと前、また兄弟たちも考えると、御先祖様は数限りありませんよね。

人それぞれ、いろんな状況があったでしょうから、

決して、幸せな方ばかりだった、とはもちろん言えないでしょう。



阿弥陀様は、ほんとうに誰もを救おうとしてくださっている仏様なので、ひとりでも多くの方にご縁を結んでいただくことが、特に浄土宗僧侶であるわたしの至上命題だ、と心しております。

桃様も、家の宗派とは別にしてご縁を持たれているとのこと、

大変すばらしく、尊いことに存じます。



観音さまは、今、苦しみながら生き続けるわたしたちに、

しっかりと寄り添っていてくださりますから、

桃様は、ほんとうにそういうことに心を寄せられて、

すばらしいなあ、と思いますよ。



つたないブログですが、

手を合わせることのすばらしさを少しでも伝えて行けたら、

と思っております。



南無阿弥陀佛。

合掌。













2010/08/16 (Mon) 05:51 | えいしん #79D/WHSg | URL | 編集 | 返信

No title

いつも想うのです。

きっと、私の先祖にも救われていない方や自己満足する生き方ができなかった人がいたのだと(苦しんでいる死者の魂)

だから、特別な事はできないのですが、施餓鬼のお経を時々、僧侶にあげてもらうのです。

阿弥陀さまの極楽浄土に近かづければと願いを込めるぐらいの事しかできませんが・・・・

先祖は宗派的に阿弥陀さまとは縁が持ってなかったのですが、私は人生の巡り合わせで阿弥陀さまには手を合わせる機会に恵まれました。

その縁で観音さまにも・・・・

心の支えになります。

2010/08/15 (Sun) 20:35 | 桃 #79D/WHSg | URL | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。