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2011_02
17
(Thu)00:31

慙恥の服は諸の荘厳に於いて最も第一と為す(ナニ?ようわからん…ですと?)

涅槃会、ホントはいろいろと書きたいこともあるのですが…
(なんせ、以前“絵解き漫才”なるものを考案して、『涅槃図』の絵解きもしましたからね!
他にも、大好きなお坊様の明恵上人の四座講式の時のエピソードとか…)
まあ、なんだか忙しいので、機会がありましたら、ってことでご勘弁を。

とりあえず、昨日ご紹介した『遺教経』のなかで、特にお気に入りのコトバを解説いたしましょう!
そのコトバとは・・・

慙恥の服は諸の荘厳に於いて最も第一と為す
(ざんちのふくはもろもろのしょうごんにおいてもっともだいいちとなす)

はあ~、しびれるナァ~。

はい、ついてこれないですよね、すみません。
普段はあんまり専門用語を使わないんですが、
この“一句”が好きなんで、ほかの言い回しにはできないんですぅ。

とりあえず、ことばの説明から。
まず、「慙恥・ざんち」ですが、これは「恥じ」です。
自分自身の犯した罪を恥じ、罪を生み出してしまう自分自身の心根を恥じる、ということ。

次に「荘厳」。これは「しょうごん」と読んで、
「飾り付け」という意味です。
通常は、お寺の本堂の内部の仏様の周りを飾る瓔珞(ようらく)(幡・はた、天蓋・てんがい、など)を指して、
「この本堂の仏様の荘厳は、立派やな~」
などといったニュアンスで使います。
ただし、ここでは「自分自身を厳かに飾ること」をあらわします。

あとは…そんなに難しいコトバはありませんよね!?
え!?でも意味がようワカラン…?

というわけで、もう少し具体的にお話し致しましょう。

「慙恥の服」
「服」というニュアンスがわかりにくいかもしれませんが、
これも一種のたとえでして、
“服を身にまとうように、つねに身につけるべきこと”といった意味合いなんですね。

私たちは、実は身につける衣装によって気分がけっこう変わるんですよね。
(コスチューム・プレイの好きな方ならよくわかるのでは!?)

まあ、「服」を着ない、というだけでずいぶん恥ずかしいと思うのですが、(そういうことじゃなくって)
「慙恥」という“自分の振る舞いのなかの罪を嗅ぎ取り、反省しようとするこころ”を、
つねに「服」のように身にまといなさい
といったところでしょうか。

「恥じを忘れずに」と直接的に言ってしまうより、
「恥じらい、というこころをつねに服をまとうように身につけていなければ、それこそが恥ずかしいことなのだ」
といったニュアンスが込められていながら、こんなにくどくない言い回し、といったところでしょうか。

「諸の荘厳」とは、
“自分自身を立派にさせる様々な功徳”のことです。
己にも他人にも厳しくストイックな人なら、“厳格な清潔さ”を身につけているでしょう。
ささいな苦しみにも目を留めて共感してくれるような人なら、“繊細な優しさ”を身につけているでしょう。
初対面の人の緊張を感じつつ、それを簡単にほぐせる人は、“誰をもなごませる朗らかさ”を身につけているでしょう。
それぞれの“荘厳”は、とても素晴らしいものです。
なぜならば、どれも“仏の道”にかなっているからです。
人の迷いを払い、目を開かせ、多くの人を救おうとするからです。

しかし、そのような数々の“荘厳”のなかでも、
「恥じらい」を持っている人の素晴らしさにはかなわない、というのです。
なぜならば、「犯した罪を恥じる」とは、「二度とあやまちを繰り返さない、という決意」へとつながってゆくからです。
また、「罪を犯してしまう自らの心根を恥じる」とは、「自分の至らなさをよく知っている」「深く自分の在り方を反省し続ける」すなわち、「少しでも自分を高めようと、すさまじく努力をし続ける」ということなのです。
もうおわかりいただけましたでしょうか。
「慙恥」によって、表に“慎み深さ”が滲み出るだけでなく、
まさにこの心に留まることによってのみ、いつまでも、どこまでも、向上してゆくことが出来るのです!

ですから、
この“内側の悪を滅ぼしつくそうとする”というベクトルと、
“一秒でも無駄にすることなく、少しでも上へと上昇しようとする”というベクトルを併せ持つ、
「慙恥の服」こそが、いかなる素晴らしい功徳による「荘厳」をも差し置いて、最上級でナンバーワン!というわけなんです。

おわかりいただけましたでしょうか。
あの、専門用語のカタマリみたいな言い回しでないと、全ての内容を、また端的に表現できないんですよ。

というわけで、最後にもう一度書きますね。
是非、味わってお読み下さい。


慙恥の服は諸の荘厳に於いて最も第一と為す
(ざんちのふくはもろもろのしょうごんにおいてもっともだいいちとなす)

はあ~、しびれるナァ~。





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